こんにちは!
今回は多くの交通事故被害者がトラブルを抱えている過失割合について。
交通事故では0:100や20:80というように、どちらに過失が大きかったかを数字で表します。この数字をどうやって割り出すのかについて解説していきます。
事故発生直後は現場に警察を呼んで記録を取ってもらうので、警察が過失割合を決めると思っている人がいますが、これは違います。警察は「民事不介入」といって、刑事事件以外については深く入りこんではいけないと法律で決められています。
そのため、警察は実況見分などの記録以外は踏み込めません。大まかな流れとしましては、警察が記録した調書をもとに過失割合を保険会社が決めていきます。
交通事故の過失割合を割り出す際、「別冊 判例タイムズ」「赤本」という本を使います。この本には、あらゆる事故発生状況の過失割合について詳細が書かれています。
例えばバイクと車の交通事故で、「交差点で激突したのか」「車線変更中に激突したのか」などの状況別に具体的な過失割合が書かれています。その内容をもとに数字を出していくのですが、お互いのスピードやウインカーを出すタイミングなどによって微調整していくのです。
10:90や50:50など、過失割合によって事故の当事者はどのような影響を受けるのでしょうか?
結論からいいますと過失割合は補償に大きな影響を及ぼします。まず物損では、自分の過失に応じて負担する必要があります。例えば、車の修理で20万円掛かったとします。
このとき過失が30%だった場合、6万円の負担する義務が発生します。また、身体の治療(人身)でいいますと、自賠責保険の補償の上限である120万円を超えたときは、超えた分だけ慰謝料から相殺されるのです。
このように被害者の補償に直結するのが過失割合なので妥協してはいけません。「相手が折れないからいいか・・・」「保険会社と何度も電話するのが面倒だから諦める・・・」というような状況になると、のちのち後悔します。
保険担当者は補償額が大きくなるほど成績がダウンするので、できるだけ被害者の負担を増やしたいと考えています。そのため、担当者から最初に提示された過失割合は「ふっかけ」に近いことがよくあります。このときは感情面だけで交渉してもあまり意味がありません。
理不尽な状況はよくありますが、自分有利な過失割合にするには「根拠」が重要です。いきなり交通事故に遭い、知識があまりない被害者にとって不利な状況になります。そこで、交通事故の過失割合に納得がいかない場合は藤沢市湘南台のShin整骨院へご相談ください。
まずは基本的な交通事故知識からお伝えいたします。場合によっては弁護士に依頼した方がいいことがありますので、その際はすぐにご紹介させていただきます。
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